accident事故解析について

事故解析について

交通事故の原因を究明する「CDRアナリスト」

車に乗る人にとって避けられないのが、交通事故のリスク。そして交通事故の問題は、事故の瞬間だけで終わりません。後で重要になるのが、「なぜその事故が起こったのか」原因を究明すること。この検証ができなければ、刑事問題や保険問題も解決できません。

しかし、これはとても難しい問題だと言えます。当事者の記憶は客観性に欠けているうえ、勘違いがあったり、ウソをついたりする可能性もあるからです。

交通事故の原因を究明する「CDRアナリスト」

そこで重要なカギとなるのが「EDR(イベント・データ・レコーダー)」。EDRは、従来のドライブレコーダーではできなかった、事故の詳細な状況を記録することが可能です。そのデータを元に、「CDRアナリスト」が原因究明にあたります。

久留米市田主丸町で車検・板金・ロードサービス・販売を行う「立山自動車工業」では、在籍するCDRアナリストが事故解析を承ります。どうぞお気軽にご相談ください。

EDR(イベント・データ・レコーダー)の搭載が義務に

EDR(イベント・データ・レコーダー)の搭載が義務に

「EDR(イベント・データ・レコーダー)」は、自動車のアクセルやブレーキなどの操作を記録する機器です。このEDRは国道交通省により、2022年7月以降発売の新型車に対して搭載が義務化されました。事故が起きた際に、その原因が「運転ミス」なのか、「車両の不具合」なのかを特定しやすくすることが目的です。

交通事故に関する裁判では、事故原因がこのどちらであるかを争うケースが少なくありません。このような背景から、「事故の発生前にアクセルやブレーキがどのように操作されたか」「シートベルトは着用していたか」「走行速度はどれくらいだったか」といったことを記録できるEDRの搭載義務化が進められたのです。

EDRは、事故の5秒前に遡って0.5秒以下の間隔で記録したり、1度の事故で複数回衝突した場合に少なくとも2回分の状況を記録できたりするなど、事故解析に大変有効です。なお、国道交通省では2026年5月から、現行車種であっても、新たに生産された車両に対してEDRの搭載を義務づける方針を打ち出しています。

EDRデータを解析する「CDRアナリスト」

EDRデータを解析する「CDRアナリスト」

航空機には「フライドレコーダー」が搭載されていますが、自動車においてこれと同じ役割を担うのが「EDR(イベント・データ・レコーダー)」です。EDRには、事故発生時に車両がどのような状態であったのかをくわしく知るために有効な情報が、たくさん記録されています。

その情報を読み出すツールが、「CDR(クラッシュデータリトリーバル)」。EDRから取り出したデータを、事故の証拠としてレポート出力を行います。この解析作業を行うのが、「CDRアナリスト」です。

EDRのデータはどうやって取り出すのか?

EDRのデータはどうやって取り出すのか?

交通事故が起きてしまったとき、EDRのデータを取り出す必要が生じます。では、どうやって取り出すのでしょうか? その方法は、「CDRアナリストに依頼する」です。

そもそもCDRとは、車のメーカーや車種を問わずにデータ解析が行えるよう、部品会社「BOSCH」が開発した機器のこと。そして、同社が設ける講習・試験を経て、この解析ができると認められたのが「CDRアナリスト」です。

CDRアナリストになるには、英語のデータを読み取る力や、自動車システムの知識が必要です。そうした条件もあって、この資格の取得者は、日本ではまだ数が少ないと言えます。立山自動車工業にはCDRアナリストが在籍しており、EDRデータの取り出しが可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。